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皆さんが日常で使用しているトイレで、「トイレを使用した後、水が再び溜まるまで時間がかかる」「トイレ周辺の床に水たまりができている」「トイレからポタポタと水の音が聞こえるようになった」など、もしかしてトイレで水漏れ!?と思ったことはありませんか?
昨日の夜は何ともなかったはずなのに、朝起きると急に水漏れが・・・なんてトラブルも実はよくあることです。時間がない朝や夜中などでこのようなトイレの水漏れが起きるととても慌ててしまいますよね。
ここではそのようなトイレで生じる水漏れトラブルの原因を詳しく解説していきます。トイレの水漏れ原因を理解することにより、その対処法も分かりやすくなることでしょう。
本文を読んで、どうしてトイレの水漏れが生じるのか、トイレの水漏れが生じたときはまず何をすればいいのかを原因別に理解して、急な水漏れトラブルにも自分で対応出来る知恵を身に着けていただけると幸いです。
もちろん、これは自分では無理と思ったときはすぐにプロの修理業者を呼びましょう。業者によっては年中無休で対応可能な業者もありますので、いざという時のために前もって調べておくのもおススメです。
・トイレの水漏れが起きる原因や修理方法について7つに分けて詳しく解説!
1.タンク内の部品に何かしらの不具合が原因で起きる、便器内のチョロチョロ垂れる水漏れ
2.結露や便器のヒビ・破損・ネジなどによる接続部の緩み原因で起きる便器本体の水漏れ
3.トイレの水位調整機能の劣化や不具合が原因で起きる、レバーの付け根やタンク上部での水漏れ
4.トイレの床下の配管に生じる破損や経年劣化が原因で起きる、便器と床の隙間での水漏れ
5.ナットの緩み・内部付属のパーツの経年劣化が原因で起きる、トイレの配管や止水栓での水漏れ
6.密着パッキンの経年劣化によって起きる、トイレタンクの下からの水漏れ
7.部品に経年劣化・機械の故障・接続部の緩みによって起きる、ウォシュレット(温水便座)の水漏れ
・トイレで起きる水漏れのあらゆる原因についてのまとめ
目次
まずは5つ!この5つの行動を押さえていきましょう。いざご自身でトイレの水漏れを修理しようとする前に、この5つを理解しておくことで、作業中におきてしまったトラブルにも冷静に対応出来ると思います。正しい知識を身につけて、いざというときに役立ててください。
・トイレの水漏れがどこから生じているのかチェック
・家の止水栓の場所を確認して必ず作業前に閉めておく
・動画や写真(スマホなど)を撮りながら分解作業の記録を残す
・修理に必要な部品やパーツを購入する時は実際の物を持って確認する
・無理に修理を行って破損などさせるよりすぐにプロの修理業者を呼ぶ
上記、5つについてこれから詳しく説明していきます。
トイレの水漏れがどこで起きているかによって、修理の作業工程が変わってきます。水漏れが起きているのはトイレの床なのか、配管からなのか、もしくはトイレタンクからの水漏れかをしっかり確認しましょう。
以前、大雪が降った次の日の朝にトイレの床が濡れているのを発見しました。トイレの使用年数も長かったので「ついにトイレの水漏れがおきた」と思ったのですが、出かける用事があるのでひとまず新聞紙を敷いて外出しました。夜、家に帰って確認すると濡れた床は完全に乾いた状態。外気温による配管の結露が原因でした。
このように、どこから水漏れが起きているかきちんと確認をしておかないと、本当はどこも水漏れは起きていなかったのに無駄な手間をかけることになります。分解作業などの後に発覚して、元に戻せないなどのトラブルを防ぐためにしっかりと確認しましょう。
皆さんは、ご自宅の水まわりにある止水栓の場所をきちんと把握されていますか?止水栓とは文字通り水を止める栓です。トイレの水漏れはもちろん、洗面所やキッチンの蛇口や排水溝からの水漏れを発見したら、まずこの止水栓で水を止めましょう。
急な水漏れで焦ったとき、「止水栓ってどこだっけ!?」と慌てることがないよう、今からでも家の止水栓を確認してみてください。
トイレの水漏れ修理を行う際、止水していないと作業しづらい上に、万が一配管を傷つけた場合更なる被害につながる恐れがあります。水がドバドバ溢れて、水道代も高額になってしまうのを防ぐためにも必ず止水栓を締めてから作業を開始するようにしてください。
トイレの止水栓の場所が分からない方は、家全体につながる止水栓を締めてもOKです。水道全体の止水栓の場所も分からない場合は、各地域の水道局に問い合わせて聞いてみてください。
止水栓を締める作業に当たって、ポイントがあります。締め作業はマイナスドライバーなどの工具を使用すると思いますが、締める時何回ドライバーを回転させたかを覚えておくことです。
修理が終わっていざ通水させるため止水栓をひねるとき、開きすぎたり中途半端だったりすると水量にも影響が及びます。作業後、スムーズに元通りにするためにも回す回数は覚えておくと良いです。
トイレの止水栓は、トイレタンクと便器につながっている配管に設置されていることが多いです。締める際は時計回り(右回り)にゆっくりと回していきましょう。この時、固着などによって硬くて回らない場合は、無理やり回そうとせずにプロの修理業者にご相談ください。
トイレには様々な部品があります。ボールタップ、アーム、ハンドルレバー、オーバーフロー管、ゴムフロートなど、水漏れの原因はこれらの部品が経年劣化することによって起こる場合もあり、修理するにあたって分解作業が必要になります。
プロの業者であれば技術がありますが、素人の方が安易に分解作業を行うと、いざ元に戻すときにどの部品をどこに接続すればいいか分からなくなるパターンがあるのです。
そんな時にお役立ちなのが、今や誰もが持っているスマートフォン!
少し手間暇がかかるかと思いますが、部品を外す前、外している最中、取り外した後など詳細に写真や動画をしておくと、後々役に立つはずです。
部品は精密に出来ており、少しでも間違った組み方をすると水漏れが解消するどころか、もっと酷くなる可能性もあります。せっかく自分で水漏れを修理しようとしたのに、悪化させては元も子もないですよね。
このようなトラブルを未然に防ぐためにも、スマホなどの便利な機能を使って、安全に水漏れ修理を行っていきましょう。
先ほど撮った写真はここでも活用できます。トイレの水漏れ修理に必要な部品をホームセンターなので揃えようとするとき、あまりの修理の多さに驚かれるのではないでしょうか。トイレの部品は様々ある上、パッキン一つにしてもメーカーなどによって大きさもバラバラです。
一番確実な方法は、取り外した部品を持って行き、店員さんに見せる方法です。数多くの種類が並んでいるお店で、お目当ての部品を見つけるのはよほど普段からDIYを趣味にしている方でないと、時間もかかりますし間違った商品を購入してしまうかもしれません。
自宅に帰っていざ設置しようとすると間違って、またお店に買い物にいくという2度手間を防ぐためにも、店員さんに尋ねるのが効率が良いと思います。写真を見せるとより分かりやすくて親切ですよね。
ご自身で探されたい場合でも、分解するときに撮影した写真や動画が役に立つでしょう。使用しているトイレのメーカー、型番をきちんとメモに取り、写真と現物を見比べてみてください。
10年以上使用されているトイレであれば、もしかしたら部品が廃盤になっている可能性があります。後続品があると思いますが、形や品番が変わって分からないこともあるでしょう。その時は店員さんに聞いて、お手持ちの部品と対応可能か調べて間違いない商品を購入しましょう。
以上、トイレの水漏れ修理で押さえておきたいポイントを4つお伝えしましたが、最後に大切なことが1つあります。
部品の交換など簡単に見えるかもしれませんが、トイレそのものの構造を分かっていないと簡単な修理のはずが思わぬトラブルに発展することもあるのです。部品を取り替えたのに余計に水漏れが酷くなった、便器の交換を自分でやってみようと便座を取り外したら破損させてしまった、など。
少しでもトイレの水漏れ修理に関して不安な要素があった時は、迷わずプロの水道修理業者に頼ってください。トイレの構造を熟知しており、多くの水漏れトラブルを解決してきたプロが、皆さまの悩みをすぐに解消してくれるでしょう。
トイレタンク内の部品を交換しようとしたら誤って破損させてしまった、せっかく購入したウォシュレットに交換しようとしたところ説明書を読んでもよくわからない、そもそもどこから水漏れが起きているのか分からない、など人によって症状やお悩みは様々だと思います。
そのような時は、プロの水道修理業者の出番です。皆さまの地域で稼働している水道修理業者に連絡してみてください。業者によっては年中無休で稼働していたり、点検、出張費無料のところもあると思います。皆さまのお悩みに寄り添ってくれる業者を探してみてください。
ではこれから、どうしてトイレの水漏れが起きるのかその原因と修理方法を7つ説明していきたいと思います。ご自身でトイレの水漏れ修理を直したい方は、ぜひ参考にしてください。
便器内にて水がチョロチョロと流れる状態である場合、原因はタンク内の部品にあると考えられます。原因を調べる時は、まず止水栓を締めましょう。また、ウォシュレットや温水便座を使用されている場合は、電源プラグも抜いておくこと。
主な原因は2つあります。タンク内部品のボールタップ、もしくはフロートバルブと呼ばれる部品で、それぞれ給水管や便器内への給水の量を調節してくれる部品です。
トイレタンクを開けてみて、水位を確認してください。水位の確認方法は、オーバーフロー管を見れば分かりやすいです。標準水位は、オーバーフロー管の先端から1~2センチで、この標準水位より低かったり高かったりする場合に、水漏れなどの不具合があると考えられます。
では水位が低い場合は何が原因でしょう。その場合、フロートバルブが原因と考えられます。フロートバルブの水漏れ確認ポイントを説明します。
まず、チェーンを見てください。チェーンが他の部品に干渉していたり、絡まったりしてゴム玉部分が上がっているとトイレの水漏れの原因につながります。この場合、浮いたフロートバルブを元に戻せると良いのですが、チェーンの劣化などにより戻せない場合は交換などの対応が必要です。
次にゴム部分を見てください。ゴムの劣化により亀裂が入っていたり、隙間が空いている、ゴム玉が浮いているなどが確認されたら、水漏れの可能性大です。
逆に水位が高い場合はどうでしょう。その場合はボールタップに原因があると考えられます。ボールタップの役目は、浮玉が上がったり下がったりすることにより給水管への水の出し入れを調整することです。このボールタップに劣化や破損が見られると、これも水漏れの原因となります。
フロートバルブもボールタップも、ホームセンターやネット通販で部品の購入が可能です。経年劣化しているのであれば、部品の交換によって水漏れを解消させましょう。
ではまず、フロートバルブの交換作業から説明いたします。
①ゴム手袋、ドライバーなどの工具、養生用の新聞紙やビニールを用意
②品番を確認して購入したフロートバルブ・チェーンを準備
③止水栓を締めて水を止め、タンク内の水を出す
④古くなったフロートバルブとチェーンを取り出す(真っ黒になるのでゴム手袋があると良いです)
⑤フロートバルブを引き抜く際、リングなどに無理がかかると根本から破損する恐れがあるので気を付けて行ってください
⑥新しいフロートバルブを取り付けます
⑦チェーンの長さを調節。チェーンは多少遊びがあるように調節してください。長すぎるとレバーを操作してもゴム玉が持ち上がらず水が流れないので注意
⑧止水栓を開けて水が流れるか動作を確認
以上がフロートバルブの交換作業です。では次に、ボールタップの交換作業について説明します。
①使用されているボールタップの形状を確認する(浮き球があるかないか)
②止水栓を締める(何回ひねったか回数を覚えておきましょう)
③レバーを引いてトイレタンク内の水を抜く
④ボールタップを浮き球(ある場合)をつなげているナットをレンチを使用して緩める
⑤新しいボールタップを取り付ける
⑥タンクに水を溜めて浮き球が浮くか確認する
⑦手洗い管と補助水管を取り付ける
フロートバルブやボールタップを交換しても水漏れの改善が見られない場合は、無理やり他の部品など触って破損などさせないようにして、近くにある水まわりの修理業者に連絡してください。
トイレ本体にトラブルがなくても、なぜか水漏れが生じている場合は、温度差などによる結露が原因であると考えられます。冬場などトイレ内と部屋の温度差が激しい場合、このような現象が起きます。
トイレ本体には異常はないので、トイレの扉を開けたままにする、トイレの換気扇を付けて外の空気を取り入れるなどの対策を行ってください。
その他で厄介な便器本体の水漏れは、便器自体が破損したことによる水漏れです。一般的な便器は陶器で出来ています。便器は丈夫そうに見えますが、高いところを掃除するときに便器に乗って作業する方も多いのではないでしょうか?便器に耐えられないほどの負荷がかかると、陶器ですから当然割れたり、ヒビが入る可能性があるのです。
ヒビが割れたり、破損した便器をそのまま使用すると危険です。水漏れなどのトラブルはもちろん、使用されている方の怪我にもつながる恐れがあります。
費用はかかってしまいますが、長い目で考えると便器本体の交換を行うことを推奨しております。ご自身で行うのが重労働だと思う方は街の修理業者に相談してみると良いでしょう。
すぐには便器の交換が難しいという方のために、簡易的ではありますが応急処置の方法をお伝えします。まずは必ず止水栓を止めること。これにより急な水漏れで床が水浸しになるようなトラブルを回避することが出来ます。
次に、便器にヒビが入った場合ですが、布製のガムテープをご用意ください。便器のヒビ割れ部分に最低10回はガムテープをぐるぐると巻きつけます。こうすることにより、水漏れを防ぐだけでなくヒビで怪我してしまうトラブルも防ぐことが可能です。
もちろん、あくまで応急処置ですので、使用し続けるとガムテープが濡れてくる、ヒビ割れがひどくなるなど悪化してくるので、その時は便器の交換をご検討ください。
その他の原因として、接続部などのネジやナットの緩みにより水漏れが生じることもあります。トイレ本体には、床への接続部分、トイレタンク内のネジ、給水管や止水栓のネジなどあらゆる箇所にネジがあり、このネジが緩んでいると水漏れが起きるので、レンチなどの工具を使用してしっかりとネジを締めましょう。
しっかりネジを締めないと便座がガタついたりしてしまうので注意が必要です。しっかり締めたにもかかわらず水漏れが起きる場合、または水漏れの原因が分からない場合は業者に連絡してきちんと原因を突き止めましょう。
トイレを流すときに使用するトイレレバーですが、水位調整機能に不具合があると水漏れの原因につながります。水位調整機能にかかわるトイレの部品は、オーバーフロー管、ボールタップ、止水栓などがありますが、レバーの付け根から水漏れが生じる場合、レバーに付属しているパッキンの劣化が考えられます。
まずはトイレタンク内の水位を確認しましょう。標準の水位かどうかを確認するのはオーバーフロー管を見ると分かります。「WL」もしくは「黒い線」が書かれている場所が標準水位であり、この目印より上にあるか下にあるかで水漏れの原因箇所が変わります。
水位調整がうまくいっておらず、通常であればレバーの高さよりも下にあるべき水位ですが、不具合によりレバーより高く水がたまることがあります。これだけではレバーの付け根からの水漏れはあまり考えらえませんが、ここでレバーのパッキンが劣化していると亀裂などの部分から水漏れが生じてしまいます。
ただ、他にもチェーンやボールタップなどの不具合からくる水漏れも考えられますので、しっかりと水漏れが生じている原因を突き止めてから修理作業を行ってください。
では、トイレレバー本体を交換するときの作業を説明いたします。水まわりの修理を行う時の基本ですが、まず必ず止水栓を締めて水を止めましょう。
トイレタンクの蓋を開けて、レバーにつながっているチェーンを外します。次にトイレレバーを固定しているナットをモンキーレンチなどの工具を使って外します。(製品によってはそのまま外せることもあります)ナットが緩んだら手で外すことも可能です。
準備してる新しいレバーに取り付けてください。この時タンクとレバーの突起をきちんと合わせないと上手くはまらないので要注意です。上手くはまったら、取り外した時と逆の順番でパッキンのなどの部品を取り付け、ナットをしっかりと締めましょう。
止水栓を開き、レバーを操作します。水漏れの症状が起きていなければ設置完了です。新しいレバーに交換してもなお水漏れが起きる場合は、他にも原因が考えられます。水漏れの原因が不明なときは、いつでもプロの業者を頼ってください。
便器とトイレの床の隙間から水漏れが生じている場合について考えていきましょう。多くの場合、トイレの配管が原因と考えられますが、まず配管について説明いたします。
配管には2種類あり、1つは水を運んでくる「給水管」もう1つは水を外に排出する「排水管」があります。使った後の汚い水が流れる管が「排水管」になるのですが、トイレの床と本体の隙間から水漏れが起きた時は、この「排水管」に不具合がある可能性があるのでチェックしていきましょう。
トイレの床から水漏れが起きている場合、皆さんその部分からの水漏れのと思う方も多いと思いますが、この水漏れも様々な原因が考えられます。その中でも一番考えられる原因は、トイレの排水管からの水漏れです。
トイレの排水管は、トイレを取り外さなければ見えない部分となっております。そのため排水管の劣化や破損などを発見するタイミングはどうしても遅くなってしまいます。トイレの排水管にひびが入っているとすると、そこから使用する度に徐々に水漏れがおきており、床に染み出してきます。
もしトイレを設置したばかり、リフォームしたばかりなのに床に水漏れの形跡が現れるとしたら、トイレの設置不良が考えられます。一晩トイレを放置してみて、朝起きたときに床に黒い汚れた水などが滲み出ているようであればこの可能性が高いです。
この場合はトイレを設置しなおすか、排水管接続部分のパッキンを交換することにより水漏れを解消することが可能です。
排水管そのものが経年劣化によりヒビが入っていたり、知らない間に排水管の接続している部分がずれていることにより水漏れが生じた場合は厄介です。先ほども伝えたとおり、トイレの排水管は床下に設置されているので、水漏れの原因が排水管だとしてもなかなか自分では修理や補修は難しいと思います。
そういう時はプロの出番!トイレの取り外しから排水管の点検、補修、交換などスムーズに行います。重労働した結果、更に悪化したなどのパターンを避けるためにも、ぜひプロの業者に頼みましょう。
排水管とは違って、皆さまの目でも確認が出来る配管が給水管です。壁から出て止水栓に接続している管や、ウォシュレットに取り付けられている分岐水栓、タンク上部に設置してある手洗い管など、トイレにはあらゆる給水管が設置してあります。このどれかで水漏れが生じた場合の対処方法などを説明していきたいと思います。
まず、どうして給水管から水漏れが起きるのか?主な原因はナットの緩みやパッキンの劣化が考えられます。ナットが緩んでいる場合、レンチなどを使ってマス締め作業を行ってください。しっかりナットを締めることにより水漏れが解消されることがあります。
もう一つ考えられる原因が、内部にあるゴムパッキンの劣化による水漏れです。パッキンは給水管や分岐水栓、止水栓やハンドルレバーなどトイレのあらゆる箇所に使用されています。パッキンの劣化による水漏れを防ぐには、パッキンごと交換するのが良いでしょう。
パッキンはホームセンターなどでも気軽に手に入れることができますが、種類も豊富なためどれを選んで良いか分からないこともあると思います。そんな時はパッキンの写真を撮るか、品番をチェックしてホームセンターの店員さんに聞いてみるのも失敗を防ぐ手だと思います。
ただ、マス締め作業やパッキンの交換では給水管の水漏れを解決できないこともあります。それは何が原因か。最初に説明したようにボールタップなどの部品に不具合がある場合、フラッシュバルブに不具合がある場合、便器そのものが劣化して水漏れを起こしている場合などは、いくらパッキンを交換しても水漏れを解消出来ないケースも考えられます。
原因が分からない場合は、闇雲に原因を探るのではなく、きちんと業者に確認してもらうようにしましょう。
次はトイレタンクと便器の隙間、トイレタンクの下から水漏れが起きた原因を探ります。トイレのふたを開けたとき、タンク下から水が漏れているのを発見したことはありませんか?なぜこのような部分から水漏れが起きたのか分からないと思う方も多いと思いますので、まずタンク下からの水漏れの原因について説明いたします。
タンクと便器が一体型のトイレも販売されていますが、一般的にはトイレタンクと便器は別々に接続されており、それをつないでいるのがボルトです。ボルトに接続されているパッキンが経年劣化をおこしたことにより、水漏れが生じてしまうのです。
このパッキンはゴム製で密結パッキンとも呼ばれます。だいたい10年以上経過すると劣化が見られるのですが、パッキンを交換することにより水漏れを解消することが可能です。
では、次にパッキンの交換方法を説明していきましょう。ホームセンターに行けばたくさんの種類のパッキンがありますが、ここで使用するのは「密結パッキン」というトイレタンクと便器の間専用に使用されているパッキンです。トイレの品番を確認して、使用されているトイレに適合する密結パッキンを購入してください。
ドライバーなどの工具、ゴム手袋などを用意して、作業に取り掛かります。まず必ずやるべきことは、止水栓を締めて水を止めることです。これは必ず行ってください。止水が出来たら、トイレタンク内の水がなくなるまでレバーを使って流してください。
水がなくなったら、ボールタップを給水管から外し、タンク内の部品を全て取り外します。取り外した部品はなくさないよう揃えて別の場所に置いておきましょう。
タンクを取り外します。タンクはとても重たいので、落下させて破損させたりしないよう注意してください。タンク本体の底に密結ボルトがあるので、ナットを緩めてボルトを外します。ボルトを外したら、タンクを上に持ち上げて取り外します。
取り外したタンクは床などを傷つけないよう養生したところにおいてください。タンクの底を見ると、密結パッキンがあると思います。新しいパッキンと取り替えましょう。
パッキン交換を終えたら、タンクを取り外した手順と逆に設置しなおします。この時も落下させたりしないよう気を付けて行いましょう。
タンク内の部品、給水管をそれぞれ接続しなおして、しっかりとマス締め作業を行ってください。ここで緩みがあると密結パッキンとは別の水漏れの原因になってしまいます。
パッキン交換自体は簡単とはいえ、トイレタンクの部品を外したりタンクを持ち上げたりなど、重労働に感じる方も多いと思います。プロの水道修理業者は、マス締め作業などの軽微な作業から、リフォームなどの大掛かりな施工も執り行っている所がありますので、自分では無理だと思った方は業者に依頼しましょう。
ご自宅で使用されているトイレはウォシュレット(温水便座機能)でしょうか?デパートなどのトイレはもちろん、近年はご家庭のトイレもウォシュレットにしたいという方が増えていると思います。寒い冬には便座を温めたり、トイレットペーパーの使用回数を減らしたりとメリットはたくさんあります。便利なウォシュレットですが、その代わり水漏れなどのトラブルも付き物です。
ウォシュレットにはどのようなトラブルが発生するか、そのトラブル内容と原因、解消法を説明していきたいと思います。
まず、ウォシュレットは内部が電気系統となっています。精密なものですので、長年使用することによって故障することも考えられます。ノズルが出ない、温水便座が温まらないなどは電気系統の不具合や故障の可能性が高いので、この場合はウォシュレット本体の交換をおススメしております。電気系統ですので、素人の方が無理に直そうとすると危険ですのでご注意ください。使用されている品番が生産している場合などは、メーカーなどに問い合わせて確認してみましょう。
ではウォシュレットで水漏れが起きる箇所はどこでしょう。ウォシュレットの水漏れは、だいたい給水管や給水フィルター、洗浄ノズルなどの不具合で起きることが多いです。給水管などの接続部分から水漏れが起きている場合は、モンキーレンチなどの工具を使って緩んだジョイントをしっかりと締めなおしてください。
洗浄ノズルからの水漏れは、部品交換で修理することも可能です。メーカーによって異なりますが、ノズルだけ分解することが出来るウォシュレットもあるので、お確かめください。ウォシュレットの電源を切り、止水栓を閉めます。説明書に従って洗浄ノズルを回して外し、新しいノズルに取り替えてから固定します。止水栓を開けて水漏れがなければ交換作業終了です。
ただし、10年以上使用しているウォシュレットであれば、色々な箇所で劣化が起きていると考えられますので、新しいウォシュレットに交換することを推奨しております。現在は節電タイプなど様々な商品が販売されていますので、お好みの商品を見つけてみてはいかがでしょうか。取り付け作業がめんどくさい、自分では難しいなどでお悩みの方は、プロの修理業者にお願いしましょう。
その1 タンク内の部品に何かしらの不具合が原因で起きる、便器内のチョロチョロ垂れる水漏れ
その2 結露や便器のヒビ・破損・ネジなどによる接続部の緩み原因で起きる便器本体の水漏れ
その3 トイレの水位調整機能の劣化や不具合が原因で起きる、レバーの付け根やタンク上部での水漏れ
その4 トイレの床下の配管に生じる破損や経年劣化が原因で起きる、便器と床の隙間での水漏れ
その5 ナットの緩み・内部付属のパーツの経年劣化が原因で起きる、トイレの配管や止水栓での水漏れ
その6 密着パッキンの経年劣化によって起きる、トイレタンクの下からの水漏れ
その7 部品に経年劣化・機械の故障・接続部の緩みによって起きる、ウォシュレット(温水便座)の水漏れ
以上、トイレの水漏れが起きる原因7つをお伝えしてまいりました。急なトイレの水漏れで困った、どうしようと慌てる方のために少しでもお役に立てればと思うので、ぜひ修理などの参考にしてみてください。
ただし、ここまで何度もお伝えしてきましたが、必ず「無理はしない」ことを覚えておいてください。動画などをみていると簡単かもと修理作業を初めて見たら、部品を接続する場所が分からなくなった、更に水漏れが酷くなったなど更なるトラブルにつながる可能性もあるのです。
皆さまが住んでいる地域にも、きっと地域密着型の水道修理屋さんがいると思いますので、連絡してみてください。最初から業者に頼めばよかったなどの声をいただくことも多々あります。正しい知識を身に着けて、判断なさってください。
水まわりの救急24は、水まわりのトラブルを点検する際の出張費、お見積りを無料で行っています。トラブル箇所をしっかりと点検し、お客様のご要望に沿ってお見積りを提示し、ご納得を得てからの作業となります。作業を行う前に料金が発生することはないのでどうぞご安心ください。また、キャンセルしたい場合のキャンセル料も無料となっております。
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水道修理事業会社
株式会社JUNコーポレーション代表取締役
高野祐二
水道設備の配管工として経験を積んだ後に水道屋本舗で水道緊急修理のスタッフとして長年活躍。 2022年より独立し、新たな水道緊急修理の会社である株式会社JUNコーポレーションの代表取締役に就任。水道修理スタッフの育成に尽力。
保有資格
- ガス可とう管接続工事監督者
1
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2
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3
スタッフがお伺い
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4
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5
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6
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(深夜時間帯の訪問でも追加費用をいただくことはありません)
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